無一文 2019 10 13

書名 無一文からのドリーム
著者 ラファエル  宝島社

「YouTuberの成功者」
 通称「ラファエル」のYouTuberとしての成功は有名ですが、
生い立ちに関しては、知らない人が多いでしょう。
 ラファエルは、極貧家庭に育ち、
さらに母子家庭になり、
そういう家庭環境が影響したのか、
学校の成績は最下位というところからスタートして、
今や、YouTuberの成功者、いや事業家として成功しています。
 この本を読んで感じることは、
「限界突破の方法」、あるいは「殻を破る方法」でしょう。
 たとえば、「俺は、極貧家庭に生まれたので、
このまま、ずっと貧乏だ」と繰り返し思っていると、
心理的に、そういう「殻」ができてしまって、
あるいは、その人の雰囲気に、そういう「殻」ができてしまって、
そこから抜け出せなくなってしまうのです。
 もちろん、社会制度が悪くて貧困から抜け出せないこともありますが、
自分で、そういう「殻」や「檻」を作ってしまうと、
自分で自分を貧困という「檻」に閉じ込めてしまうのです。
 ラファエルは、ある時から、
「いつか成功者になるぞ」という強い思いが湧き出てきて、
それが「殻」を打ち破ったのかもしれません。
「ラファエルの転機は、何だったのか」
 やはり、陸上自衛隊だったのでしょう。
ラファエルも、「殻の法則」によって、
「自分は、極貧家庭に生まれたからダメなんだ」という思い込みが、
学校成績を最低にしていましたが、
陸上自衛隊の入隊検査や能力検査で、
「自分が気づいていない才能」が発見されたという。
 軍隊というところは、そういうところで、
その人の能力や才能を見出して、
適正な人事配置をすることで、
組織としての軍事力の増強を図ります。
 ラファエルも、
「極貧家庭に生まれたからダメなんだ」という思い込みが、
自分の持っている才能を覆い隠していたのでしょう。
 この本にもありますが、
一生に一度は、陸上自衛隊を経験して損はないという。
 確かに、陸上自衛隊だからこそ、事業に役立ったかもしれません。
海上自衛隊や航空自衛隊では、
護衛艦の操艦、戦闘機の操縦など、
どうしても専門家になりがちですが、
陸上自衛隊ならば、マネジメントが学べるでしょう。
 無一文は、無尽蔵につながる。
不断の努力と工夫によって無尽蔵になる。
































































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